フロント無人化システム

フロント無人化システム

フロント無人化システムを導入した [旅荘 つゆくさ]

フロント無人化システム とは?

自社サイトを含む国内外70以上の宿泊予約サイト(OTA)と宿泊予約管理システム(サイトコントローラー)、鍵管理システム(ネット回線でドアの開閉)とのシステム連携により、集金の効率化による完全なキャッシュレス経営実現、受付や鍵の受け渡しの自動化など単純作業を削減することで、フロント業務を省力化できます。大きな投資をすることなく小規模旅館・民宿、高齢者でも追い風であるインバウンド対応ができ、持続的な経営ができるシステムです。

※ 旅館業法により、どなたかがフロントに常駐する必要があります。

<フロント無人化システム導入後の効果>

  • ①すべての予約が自動化されたネット対応のため、予約の受付等のやり取りを大幅に削減
  • ②インバウンド客に対しても、海外OTAからの予約なので、既に多言語化されており、事前の対応がスムーズ、やりとりも大幅に減少
  • ③宿泊者への事前対応がメール対応になるため、業務の空いた時間に対応の処理ができる
  • ④OTAの各宿泊プランと鍵を1対1にすることで、部屋割りの作業を省略できる
  • ⑤宿泊料は、OTAを通して予約時に決済されており、フロントでの金銭のやり取りが基本的にない
  • ⑥宿泊客や清掃業者の部屋への入出記録がクラウド上で管理できる
  • ⑦フロント対応の業務が短縮できた分、接客等に費やせる時間増え、余裕のある宿運営ができる
フロント無人化システムとは

システムとの連動により、
予約から鍵の開閉までを一元化したシステム

フロント無人化システムは、インターネット上で宿泊予約後に、受け付けメールと部屋のロック番号が通知される仕組み。宿泊当日は部屋のロック番号をドア備え付けの端末に入力して入室し、チェックアウト時の特別な手続きは不要です。運営側は入退出やセキュリティー状況をクラウドでリアルタイムに管理できます。

外国語が話せなくても、インバウンド客に
満足してもらえるような仕組み化に成功しました。

[旅荘つゆくさ]を運営している館主と大女将が高齢(84歳と80歳)となり、仕事の量的にも質的にもこれまでと同様に運営していくことが困難になりつつありました。

[旅荘 つゆくさ] 館主と大女将

そこで、高齢者でも宿の運営が持続的にできるように、フロント無人化システムを開発し導入ました。加えて、高齢者でも経営できるように旅館運営フローの再構築(業務の効率化)と、外国語が話せなくても、海外OTAで取り込んだインバウンド客に満足してもらえるような仕組み化に成功しました。
インバウンド客は4年で6倍になりました。省力化で業務量が減っているにもかかわらず、客室の稼働率は60%前後で推移しています。これは、同規模の旅館における全国平均を上回っています。

宿泊業における
フロント無人化システムの可能性

これからの小規模な宿泊施設は、経営者の高齢化や後継者不足、働き手不足等に直面し、廃業が増えていくと見られます。特に、地方では10年後20年後は今以上に激しく衰退して行くことが懸念されています。他方、国は第四次産業革命として、IoTの活用による新しいビジネス環境に適応することで中小企業が新たな成長の果実を得るチャンスにもなりうると提唱しています。そこで、小規模旅館を経営する弊社とサイトコントローラー運営会社、リモートロック開発会社で協力してフロント無人化システムを開発しました。このフロント無人化システムを利用していただくことで、高齢者でも、少人数でも持続的に宿泊施設の経営ができ、また省力化による経営体質の改善を図ることで、地域経済発展の一役を担えればと考えています。
ぜひ、この機会にご自身の状況に合ったITツールを探してみるのはいかがでしょうか?

株式会社中林工務店
代表取締役
中林 徹司

FAQ

Qフロントが無人では旅館業法違反ではありませんか?
Aチェックイン時は、対面でパスポートと本人確認等は必要ですが、常駐しなくても良いです。また、決済や鍵の受け渡しも必要ありません。
ただし、玄関帳場を設置しない場合の概要書を作成し、旅館業法の変更手続きが必要です。その他、緊急時には10分以内(自動車も可)に施設に行かなければいけません。
Q各サイトに提供している部屋・プラン・料金が違いますが管理できますか?
A各サイトで鍵と部屋が1対1になるようにプランを設定していただければ管理できます。
Qフロント無人化システムの利用料以外に、導入後に新たにかかる費用がありますか?
Aサイトコントローラーの利用料および、クラウドシステムの利用料が発生します。料金詳細については担当者へ直接お尋ねください。
Qこのシステムで無人で旅館の運営ができるようになりますか?
Aこのシステムは、フロント業務の軽減化を目的としたシステムであり、宿泊施設を無人で運用するためのシステムではございませんのでご注意ください。
Q物理的なカギも使えますか?
Aはい、製品本体に2本付属しています。
Q解錠には専用のアプリは必要ですか?
Aいいえ、解錠は暗証番号で行うためアプリは必要ありません。
Q利用するために必要な物は何ですか?
Aパソコン・スマートフォン・タブレット等の端末、Wi-Fi環境、単三電池4本、メールアドレス、クレジットカードが必要になります。
Qインターネット接続が切れるとどうなりますか?
A電源がきていれば認証済みの暗証番号はそのままお使いいただけます。暗証番号を新規で作成したり、遠隔から施錠・解錠をしたりすることができなくなります。
QWi-Fiは必要ですか?
Aはい、必要です。
Q取り付けには工事が必要ですか?
Aはい、必要になります。ドアに穴を開ける加工が必要な工事になります。
Q自社での取付も可能ですか?
A施工マニュアルがございますので自社でご手配頂くことが可能です。施工は、ドアの加工が必要なためカギ工事や内装施工を行う会社様等が行う工事の内容となり、一般の方には難しい内容となります。施工可否は工事マニュアルをみてご判断頂いてください。
Q引き戸に取り付けることは可能ですか?
A引き戸には対応しておりません。
Qどんなドアにも取り付けられますか?
Aドアの厚さと素材で取り付け可否が決まります。詳しくは担当者にご相談ください。